映画「ヒナゴン」

原作:重松清「いとしのヒナゴン」より / 脚本:山田耕大、渡邊孝好 / 監督:渡邊孝好

 物語の舞台は、広島県比奈町(ひなちょう)・・・
 懐中電灯を照らして、森の中を行くイッちゃん、カツ、ナバスケたち5人の子どもたち。
「ヒナゴン」に会いたくて夜の森を冒険していました。
 そして、ヒナゴンを発見して抱かれ歓喜するイッちゃん・・・。
                   *
 30年後、再びヒナゴン騒動が起こります。イッちゃんこと五十嵐一郎は今や比奈町の町長。
ヒナゴンに抱かれ、ヒナゴンを信じているイッちゃんは、類人猿課を再び役場内に設置し、ヒナゴン捜しを始めます。そんな時、東京から美しい女神そのままの石井信子が比奈町へ帰ってきました。
彼女の祖父・石井健作は30年前のヒナゴン第一発見者で、「ホラ健」というありがたくないアダ名をもらったまま、22年前に亡くなっていました。
 ひょんなことから新類人猿課に臨時職員として就職することになる信子。
 類人猿課は信子と、総務課長兼任の吉岡(ドベ)、教育委員会職員・西野(信子の幼なじみ)の3人。町長の号令よろしく類人猿課によるヒナゴン捜しが始まりました。
 ヒナゴンを見たという嘘の証言を何度となく連絡して来ては信子を呼び出す荒川、子どもたちにヒナゴンを信じさせてヒナゴンの絵を描かせようとする小学校教師・島本(信子の幼なじみ)、騒動に便乗してひと儲けをたくらむ南波(ナバスケ)、そしてヒナゴン・・・。
 そんなヒナゴンにまつわるエピソードと隣接する備北市との合併問題がからまって物語りは進行していきます。
 最初はイッちゃんの破天荒さに呆れ、ヒナゴンの存在を信じていなかった信子も、徐々にイッちゃんの少年のような純粋さにヒナゴンの存在を信じるようになります。そして、ヒナゴンをまったく信じていない現代の小学生たちにヒナゴンを見せようと森の中へ・・・。子どもたちはヒナゴンを発見できるのか?
 同時に備北市との合併問題に揺れる比奈町。合併に反対するイッちゃんと、合併推進派として担ぎ出された西野との一騎打ちの町長選挙の行方は・・・!?
1970年(昭和45年)、西城町の油木地区で謎の類人猿が目撃されました。
身長1.6m、逆三角形の顔にゴリラのような体つきの怪物には「ヒバゴン」という名前がつけられ目撃者も増えていきました。「怪物の出る町」として西城町はマスコミで大々的に報道され、ついには町が「類人猿係」を設置するなど、町はじまって以来の大騒ぎになりました。

ヒバゴンの特徴(目撃者の証言より)
(1)背たけが人間の大人程度で約160cm
(2)首から上が人間の2倍近くあって、顔面に薄い毛が生え、逆三角形。
(3)頭には5cmくらいの黒褐色の剛毛が逆立ち、体は全体が頭髪と同じ色の荒々し
 い毛でおおわれている



 役 名                       出演者〔敬称略〕
五十嵐一郎 比奈町長・イナゴのイッちゃん        伊原 剛志
石井 信子 比奈町役場・類人猿課臨時職員        井川 遥 
西野 俊彦 信子の同級生・町役場職員          柳家 花緑
島本 順平 信子の同級生・小学校教師          松岡 俊介
吉岡 純平 一郎の仲間・町役場総務課長 ドベ      上島 竜兵
南波 大助 一郎の仲間・怪しげな販売員 ナバスケ    嶋田 久作
橋本 勝  一郎の仲間・反町長派議員 理容業 カツ   鶴見 辰吾
荒川 達吉 ヒナゴンの目撃者              佐藤 允 
坂本 美穂 「週刊文鳥」編集者             永田めぐみ
片山 憲吾 備北市市長                 豊原 功補
宮本 恭子 一郎や信子たちの元担任教師         馬渕 晴子
荒川 新吉 達吉の息子                 田中 要次
石井 友子 信子の妹                  居升 悠 
石井 絹代 信子の祖母                 雪村いづみ
石井 健作 今は亡き信子の祖父             夏八木 勲

主な登場人物

あらすじ

ヒバゴンとは(ヒナゴンのモチーフ)

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